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短期大量翻訳の実績

2013年末、アラヤに一件の緊急依頼が舞い込みました。
ある製品の輸出を予定していたお客様からなのですが、当初輸出には英語版のマニュアルが不要とのことでお話が進んでいたそうです。
しかし、納入まで残り1週間ということころになり、「英語版マニュアルも必要」との事になってしまったのです。
困ったのはご担当の方です。
というのもこのマニュアル、ページ数で言うと800ページ、文字数では50万文字という大量ボリュームです。
翻訳だけでも、5人の翻訳者を同時進行させたところで20日かかります。

お客様はこのマニュアルがないとビジネス自体が頓挫してしまうという窮地に追い込まれ、何社かに翻訳の依頼をしてみたが断られ続け、なんとかしてほしいとアラヤに連絡をしてくださったそうです。
「困っているお客様を何とかしてお助けしたい」
プロジェクトマネージャーは必死に周りのスタッフや翻訳者に相談し、最終的に25人の翻訳者が力を貸してくれることになりました。
ただ翻訳者の数を増やすだけでは、訳揺れが発生してしまうので、翻訳メモリをサーバ上に置き、複数の翻訳者全員がリアルタイムで他者の翻訳を共有、流用できるようにワークフローを組み立てた結果、無事お客様のご希望納期に800ページの英語版マニュアルを納入させていただきました。

このようにアラヤでは常識外と思いわれる翻訳日程でも実現する実績がございます。
消費税率アップの前に終わらせてしまいたい翻訳などがございましたら、是非ご相談下さい。

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年末年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、弊社では下記期間におきまして年末年始の業務を休業さ

せていただきます。

【年末年始の休業期間】

■アラヤ株式会社 東京本社/大阪支社

2013年12月28日(土)~2014年1月5日(日)

■ALAYA Europe GmbH

2013年12月24日(火)~2014年1月5日(日)

■大連アラヤ信息科技有限公司

2013年12月28日(土)~2014年1月5日(日)

ご不便をおかけしますが、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

今後ともアラヤ株式会社をよろしくお願い申し上げます。

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翻訳という“nerd”な世界のコミュニケーション

月曜日の11時からETVで放送されているスーパープレゼンテーションという番組をご存じでしょうか。
世界が注目するアメリカのプレゼンイベント「TEDカンファレンス」で収録された珠玉のプレゼンを毎週1~2話放送しています。

今週の月曜日、話者はコミュニケーション学の先生メリッサ・マーシャル。
「Talk nerdy to me」と題されたプレゼンでは科学者やエンジニア向けのコミュニケーション術がテーマでした。

科学者やエンジニアは地球レベルの困難に立ち向かう重要な研究をしている。彼らの話に私たちは耳を傾けるべき。
だから、科学者&エンジニアの人々に向けて「Talk nerdy to me」とメリッサは語りかけます。
この“nerdy”という言葉、nerd=オタクの形容詞。「オタクらしく情熱的に語って」というところでしょうか。

一般的にコミュニケーションが苦手と認識されてきた”nerd”に向かってメリッサが上げたポイントは3つ。

まず1つめは、
First question to answer for us: So what? Tell us why your science is relevant to us.
「まずそれが何の役に立つのか説明すること」

いきなり骨梁についてだけの話をするのではなく、「骨の中の網目構造を調べて骨粗しょう症治療に役立てる」といった具合です。

次のポイントは、“Jargon”に注意せよ。Jargon=専門用語です。
「Spatial, temporal」(空間的、時間的)よりも、「Space, Time」(空間、時間)と言ったほうがはるかにわかりやすい。

そして最後に“Bullets”禁止。
ダラダラとした文章の箇条書きは退屈で読むのも大変です。
まさしく、Bullets kill, and they will kill your presentation.。
効果的な1文をピックアップして、そこに想像力を喚起するようなイメージを加えましょう。

これらのキーは一見内容のレベルを落とせばすぐに実現出来るように思えます。しかし、ここで彼女はアインシュタインを引用するのです。
Make everything as simple as possible, but no simpler. You can clearly communicate your science without compromising the ideas.
「省略せずに極限まで単純に」
そして、力強く断言します。「レベルを落とさずに研究内容を明確に伝えることは可能なんです。」

アラヤが携わっている翻訳業は、地球レベルの困難に立ち向かうことはありませんが、外から見るとブラックボックスのような”nerd”な世界です。
Trados、Multiterm、Context match、QA Distillerなど”Jargon”が満ちあふれ、クライアントに全てを伝えるのが困難に思えることも多々あります。
でも、このプレゼンを聞いてちょっとヒントをもらえたような気がします。
まずは、プレゼンから“Bullets”、排除!

6分位で短く、英語も非常にクリアで聞き取りやすいプレゼンです。
ぜひお聞きになってみてください。
「SUPER PRESENTATION Changing the world with words」
毎週月曜夜11:00-11:25 NHK Eテレ
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/130527.html

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もうひとつのWEB取説

各メーカーでは取扱説明書を印刷しないでエンドユーザーに渡すという流れが強くなってきています。
はじめは取説のPDFをWEBサイトにのせてお客様にダウンロードしていただく形での提供が主流でしたが、スマートフォンやタブレットの市民権が確立されつつある現在は、WEB上で閲覧できるものに形式が移ってきています。
ムービーを多用したものや、動きこそありませんが緻密なリンクでユーザーを目的までスマートに案内するものなど、メーカーによって様々な形式でWEB取説に取り組んでいます。

WEB取説の狙いは、ユーザーにとって使いやすい取説にするというものが第一にあるのですが、もうひとつ「ワンソース・マルチユース」という大きな目的があります。
つまり、ひとつコンテンツを作ればそれをPCでも、タブレットでも、スマートフォンでも快適に読めるものに展開できるという、作り手側の工数を削減する目的です。
そのためにCMSを組んでコンテンツを管理するというのがWEB取説の趨勢です。

しかし今、アラヤではもうひとつの潮流に注目しています。
Adobe Digital Publishing Suitesという製品がリリースされるなど、InDesignを使用してのHTMLへの展開が新たな可能性を感じさせます。
まだ確立はされておらず、デメリットもあるのですが、今まで培ってきたDTPの流れから応用出来るというのが大きな魅力です。

アラヤのお客様でもまだ多くは紙の取説をアウトプットとしていますが、今後WEB取説に移行する際、わざわざ大掛かりのシステムを組むのではなく、もっと手軽に実行したいという要望をいただきます。
アラヤもそのご要望を満たせるように研究を進めておりますので、ぜひお問い合わせ下さい。

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マルバツ記号「◯, ☓」は世界共通?

翻訳やローカライズの業界ではよく知られていることですが、たまに社内でも「えー、知らなかった。」なんてことがあるので、折に触れて発信しています。
日本ではごく一般的に使用されているマルバツ記号「◯, ☓」ですが、これは世界共通ではなく、国や地域によって意味や概念が異なります。
日本語では、「◯はOK、☓はNG」の意味として、しばしば翻訳の元になる文章や表組みの中などに使われていますが、これをそのまま英語、あるいは何十もの言語の翻訳に使ってしまうと、全く逆の意味になったり、何を表してるのか意味が通じない、ということになってしまいます。
身近な例の一つとしては、ゲームの世界での「◯, ☓」、これも「決定」と「キャンセル」が日本と海外では反対になっていたりするようです。

それでは、世界共通でわかるように翻訳するには何を使ったら良いか?
一番確実なのは、「supported / not supported」、「available / not available」など、内容にあわせて単語や文章にしてしまうことです。
また、イラストなどにマルバツを重ねて表現するケースもよくありますが、あくまでも図や記号で表したいような場合には、「OKはチェックマーク」、「NGは禁止マーク(丸に斜線)」をよく使います。アンチウィルスソフトのOKがよく緑のチェックマークだったりしますね。
余談ですが、この禁止マークの斜線の向きは「/」と「\」どちらが正しいでしょう? 正解は「\」です。もともと英語の「NO」という文字を図案化したものらしく、アルファベットの「N」の斜線の向きと同じ、と覚えるといいみたいです。

文化や習慣が異なる人々に正確にわかりやすく伝えるには、注意することも色々と多いのですが、そこがまた面白いところでもあります。
ただ、日本人の自分としてはどうも○と×が逆?というのがピンと来なくて、赤ちゃんだって丸いものが好きなんだから(おそらくこれは万国共通?)、丸い形の方がやっぱり肯定的な感じがするなぁ、と思ったりもします。

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翻訳から音声収録まで

テレビでSiriの入ったiPhoneのCMが流れはじめた頃から、世の中に音声で操作する製品が多くみられるようになってきました。以前からもカーナビなどでは音声入力や音声ガイダンス機能が入っていましたが、今ではタブレットやさまざまな電化製品に、音声機能が搭載されはじめています。

アラヤにもメーカーのお客様から、ここ1~2年で翻訳後の音声収録までご依頼いただく機会が増えてきています。特に日本語、英語だけでなく多言語でのご依頼となるケースが多くなってきました。

先日もあるメーカーのお客様から、アジア言語とヨーロッパ言語をあわせ5言語の翻訳およびナレーションのご依頼をいただきました。
翻訳から音声収録の流れを少しご紹介しますと、先ずお客様でご準備いただいた原稿(日本語もしくは英語)を元に各言語に翻訳を行ないます。並行して、音声サンプルからナレーターを選んでいただき、収録日に事前に渡していた翻訳済みテキストに関して表現などの確認し、音を録っていきます。※ナレーション収録に関しては、アラヤのパートナーとの共同サービスとなります。

収録時の注意点としては、発音や表現が使用されるシチュエーションによって変わってくるため、搭載される製品情報、収録音声の用途を詳しくナレーターに伝える必要があります。また、再収録となると費用が予算を超えてしまうことがあるため、必要を思われるテキストは全て収録するというスタンスで行ないます。

収録中ではいろいろな判断が必要となる場面も多く、お客様ともいっしょに作り上げていくという作業となります。多言語となるとナレーターは外国の方になりますので、国際色豊かな現場となることもしばしば。そこが多言語収録の醍醐味でもあります。

時代とともに製品も変わり、お客様のニーズも変化していきます。今後もアラヤでは翻訳にとどまらず、さまざまな確度でお客様の海外展開のサポートを行ってまいりたいと思っております。

翻訳業界における「継続性(コンティニュイティ)と一貫性(コンシステンシー)」

産業翻訳における「継続性と一貫性」は日々の業務では高いプライオリティが置かれています。
たとえばUIのような用語や操作手順の文体(語調)にはブランドや製品モデルによって高いレベルの統一が求められており、制作関係者が感覚的な判断を避ける為のツールやワークフローが多く生み出されています。
しかし、一方でお客様含めた全体ワークフローの「継続性」により、目の前の効率化に踏み込まないケースもあります。こうした継続性や一貫性は、変化を進める組織にとって大きな障害になりえることはよく指摘されることであり、案件としては「前提」となっているケースの方が多いように感じます。

一方、翻訳業界で、いわゆるチェンジ・ドライバーは人からテクノロジーに大きく変わっています。翻訳コーディネーションは技術+リソース(クライアントおよびパートナー)のコーディネーションになりつつあります。

つまり翻訳品質が語られる「継続性と一貫性」はワークフロー品質については実際のところ評価される指標では全くなく、反対に阻害要因として検証されるべき項目になっています。(技術革新によりどれだけ陳腐化しているかが常に検証する必要がある)
書いてみると当たり前の事なのですが、継続から外れて違う可能性を検討するには省エネ志向だけではやはり難しく、私たちがあれこれ組織的に取り組むことの意義は大きいと感じています。

【誤訳を考える】

以前の記事と比べると一風変わったタイトルですが、
先日、翻訳者と『誤訳』について改めて話し合う機会があり、そのレポートをここに書きたいと思います。

ALAYA(以下 A):
今日は誤訳について、お話をしたいと思います。
まずは『誤訳』そのものについてどのように考えますか?

翻訳者(以下 翻):
翻訳者としての立場上あまり声を大にして言うことでもないのですが・・・
まず考え方として、翻訳を

a)人間が行う作業(機械翻訳はひとまず置いておいて)
b)人の主観が入る言語というものを取り扱う作業

という前提での作業だとすると、そこに『誤訳』は必ずあると言えます。

翻訳といったサービスを提供するうえで大事なことは、その『誤訳』の程度を把握することと、それを防ぐために翻訳会社と翻訳者の双方で協力することだと思います。

A:
なるほど。
得てして、我々は翻訳者さんに対して、無条件に100点の翻訳を求めてしまいます。しかし翻訳作業の中では「原文と同じように表現された翻訳、もしくは原文を超える訳文は存在しない」ということを大前提にしたうえで、そこでいかにミス・リスクを減らすために双方協力し翻訳を仕上げていくということが大事なのかもしれませんね。

それでは、『誤訳』はなぜ起こると思いますか?

翻:
まずは「翻訳能力の不十分さ」でしょうか。
多い例として、単語の一部の意味だけを知って訳してしまう(特に前置詞に関するもの)ケースです。

次に、「怠慢、誤解、思い込み」です。
あいまいな理解なのに調べない、調べきれない、そこまでしないといった場合で、「辞書を引く」、「資料で確認する」といった基本的な作業を怠ったゆえの『誤訳』です。
あと「専門知識の不足」による『誤訳』もあります。

A:
そのあたりは、能力や知識という個人の資質によるところが大きいかと思いますが、我々が指定する翻訳日数も大きく影響してそうですね。

翻:
はい。あとは「思い込み」も本当に怖いです。
納品後、間違いに気づくといったこともゼロではありません。
本音としましては、時間の許す限り辞書を使い自分の翻訳をもう一度確認する時間が欲しいです。

次に『誤訳』として多いのが、不注意から起こる「誤字脱字、訳抜け」でしょうか。

A:
はい。我々も納品していただいた後、目視チェックに加え、ある程度ツールを使用することによってそのミスを発見・修正しています。
また、不注意から起こる『誤訳』については、支援するはずの翻訳支援ソフトの操作を間違えたばかりに(またそのソフトの性質をあまり理解しないで翻訳を行った場合)数字を間違える、肯定・否定が違うなどといった、ありえない『誤訳』が出てくる場合もありますね

翻:
はい。一日中翻訳を行っていると、人間なのでやはり集中力が切れるときはあると思います。
そんなとき、翻訳メモリから自動抽出される「あいまい一致」の文章について、新規文章と差分を確認しながら翻訳するのは、実のところ新規文章の翻訳より大変だったりもします。

そして、私が個人的にとても重要だと思っているのが「原文が分かりにくいがゆえに起こる『誤訳』」です。

複数の意味に解釈できる原文、また省略用語や専門用語が多用されている文書、また受動態・能動態の区別や前置詞の使い方など、原文の質により、できあがる翻訳の質も左右されます。

翻:
翻訳の良し悪しは原文の良し悪しに比例するといったとこですね。

なるほど、やはり、われわれは翻訳会社として上記リスクを意識した上で、翻訳データ作成やQAチェックを行い、そしていかに上手に翻訳者さんとのコミュニケーションを図り上記リスクを回避するなど、日々もっと試行錯誤する必要がありますね。

それでは「誤訳談義」はこのあたりにして、このプロジェクトの翻訳を明日までお願いします。

翻:
承知しました。でもこれは明後日の午前まで日程をください。リスク回避ですよ(笑)

A:
承知しました。(汗)

このテーマは人により色々な考え方があると思いますが、皆さんは誤訳についてどのようにお考えでしょうか?

私は、翻訳者さんとのこんな会話が「誤訳撲滅」に向けて一歩ずつ我々を前に進ませてくれていると感じています。

そして、『誤訳』を防ぐ具体的な方法のレポートはまた別の機会に。

【募集】テクニカルライター(取扱説明書・ヘルプ等のマニュアル制作)

アラヤでは、取扱説明書やソフトウェアのヘルプのテクニカルライター(原稿作成者)を募集しています。
正社員、契約社員、フリーランスなど働き方は自由。経験者の方は優遇いたします。

■業務内容
家電製品、精密機械、ソフトウェアなど大手日本メーカーの国内・海外向けの取扱説明書、ヘルプ制作における和英ライティングを担当していただきます。
ターゲットユーザーにあわせた企画、構成立案から原稿作成、翻訳・ローカライズまでトータルに活躍できます。

■経験・スキル
・テクニカルライティングの経験が2~3年以上ある方
・英語力のある方(TOEIC700点以上または同等の力のある方)
・デザイン、DTP、HTMLの知識のある方(自身で作業は出来なくても、制作指示が出せる方)
※経験が少ない場合でも、今までの経験やスキルに応じて業務内容を考慮いたします。

■以下のような経験や志向をお持ちの方は特に歓迎
・XMLやDITAを利用したトピックライティング、Webコンテンツ制作の経験
・ITリテラシーが高く、新しいIT製品に興味があり好奇心旺盛
・様々なジャンルの製品や技術に対応できる柔軟さ
・ある特定のジャンルの高度な専門知識を持っている

≪あなたのキャリア形成をお手伝いします≫
テクニカルライティング、デザイン/DTP、翻訳・ローカライズのトータルサービスを提供する当社での経験を通じて、プロのテクニカルライターとして活躍の場が広がります。
社内外の研修やセミナーで最新の技術を身に付けたり、海外出張・海外赴任などでグローバルに活躍するチャンスがあります。

【掲載】SankeiBizで紹介されました

アラヤがSankeiBizの「飛躍カンパニー」で紹介されました。

【飛躍カンパニー】アラヤ 輸出用家電などの取説翻訳
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130211/bsl1302110502005-n1.htm

アラヤが取り組んでいる「UIローカライズ」や「取扱説明書の電子化」についての記事です。
話題はアラヤの強力なパートナーであるフォントベンダー「ダイナコムウエア」についても触れています。

ご一読いただければ幸いです。

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